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2007 年度 実績報告書

畜産系バイオマスを対象とした磁気力援用型嫌気消化プロセスの確立

研究課題

研究課題/領域番号 18510079
研究機関宮城大学

研究代表者

矢野 歳和  宮城大学, 食産業学部, 教授 (30404841)

研究分担者 井原 一高  神戸大学, 農学研究科, 助教 (50396256)
キーワード嫌気消化 / 磁気力 / マグネタイト / 畜産系バイオマス / 微生物固定化
研究概要

前年度に得られた、合成培地で馴養させたメタン生成菌への磁気シーディング法に関する知見を基に、畜産糞尿を投入源とするメタン発酵における磁気力を利用した菌体固定化法について検討した。乳牛糞尿を固液分離および希釈した低SS濃度廃水を投入源とし、シーディング剤としてマグネタイトを添加した上で、菌体固定部材としてマグネットシートを配置したメタン発酵リアクタの運転を行った。マグネットシートの代わりにゴムシートを配置したリアクタと比較したところ、磁気力によるメタン生成菌等の固定化はバイオガスの生成速度の向上に寄与することを確認した。特に、酢酸資化性と考えられる小荷物状のメタン生成菌に対して磁気シーディングの効果が得られやすいことが判明した。メタン生成菌は基質によって菌体形状が大きく異なることを考慮すると、本手法のような磁気力によるメタン生成菌の固定化は、リアクタへの投入材料が大きな支配要因であることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マグネタイトを利用した磁気力によるメタン生成菌固定化法の検討2007

    • 著者名/発表者名
      井原一高, 矢野歳和ら
    • 学会等名
      農業環境工学関連学会2007年合同大会
    • 発表場所
      東京農工大学
    • 年月日
      2007-09-14
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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