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2007 年度 実績報告書

ボランティアの計算資源利用による汎用組合せ最適化問題ソルバ・フレームワークの試作

研究課題

研究課題/領域番号 18510118
研究機関東京農工大学

研究代表者

品野 勇治  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (00297623)

研究分担者 藤江 哲也  兵庫県立大学, 経営学部, 准教授 (40305678)
宮代 隆平  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 助教 (50376860)
齋藤 隆文  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (60293007)
宮村 浩子  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 助教 (20376859)
キーワード組合せ最適化 / 並列処理 / 可視化 / フレームワーク
研究概要

今年度は,昨年度の調査結果に基づいて,シミュレータとしてOverlay Weaverを用いて,Overlayネットワーク上で並列分枝限定法を実現する最適化問題ソルバを試作した.DHT (Distributed Hash Table)を利用して,計算過程で生成される子問題情報の管理し,TTL (Time To Live)による情報消失に対応する仕組みをシステムに作り込んだ.Overlayネットワーク上で対処が必要となる機能を取り入れたプログラムは開発できた.つまり,P2P環境を意識したソルバとしての特徴を意識した動作可能なシステムが実現できた.その一方で,汎用ソルバとしての機能は持たせることができず,ナップサック問題だけを対象としたソルバになった.また,このようなシステムは十分に大規模な問題を解いた場合にのみ効果が現れるが,研究期間内に大規模な実験を実施することができなかった.大規模な数値実験の実施が今後の課題として残った.しかし,Overlay Waverそのものの機能として,並列実行可能という特徴があるため,実行環境と実験時間が持てれば,大規模な実験を実現することが可能である.よって,一応の目標は達成した.
汎用ソルバという観点では,大規模混合整数計画問題ソルバの開発も関連研究として行った.こちらにより,大規模な分枝木の可視化システムへの妥当なログデータの提供が可能となった.さらに,大規模な問題が解けることに関連してコンピュータビジョン分野への応用研究へとの展開をもたらした.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Automatic Range Image Registration Using Mixed Integer Linear Programming2007

    • 著者名/発表者名
      Shizu Sakakibara
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 4844

      ページ: 424-434

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ParaLEX: A Parallel Extension for the CPLEX Mixed Integer Optimizer2007

    • 著者名/発表者名
      Yuji Shinano
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 4757

      ページ: 97,106

    • 査読あり
  • [学会発表] 大規模ツリーグラフの適応的表示2007

    • 著者名/発表者名
      宮村(中村)浩子
    • 学会等名
      画像電子学会
    • 発表場所
      大阪工業大学 枚方キャンパス
    • 年月日
      2007-06-23

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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