研究概要 |
平成20年度は年度当初の研究実施計画に従い以下のことを実施した. (1)作業適性評価装置の改良および運用試験 日系企業において本装置を用いて中高齢者の作業適性を測定し,中高齢者の作業特性を分析した.分析結果については論文投稿のための準備を進めている. (2)作業負担評価手法の開発 平成19年度までに3Dグラフィックスにより作業者の動作を計画できるソフトウエアに,上肢および下肢の作業負担評価方法を組込み,作業者の作業負担を考慮しながら動作を計画できるようにした.そして,国内の製造企業1社において中高齢者に対して作業負担を考慮して作業域の設計を行い,本手法の有効性を検証した,研究成果を第9回経営工学国際会議および第1回アジア地域人間工学国際会議において発表した. (3)設備保守点検における中高齢技術者活用支援装置の開発 中高齢技術者が国内の遠隔地にいる若年技術者に設備保守点検技術を指導できる装置を開発した。研究成果を日本経営工学会平成20年度秋季研究大会において発表した。
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