研究課題/領域番号 |
18510137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
大野 勝久 愛知工業大学, 経営情報科学部, 教授 (50026118)
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研究分担者 |
田村 隆善 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (70093101)
中出 康一 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (50207825)
鈴木 達夫 愛知工業大学, 経営情報科学部, 教授 (00064949)
近藤 高司 愛知工業大学, 経営情報科学部, 教授 (60121357)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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キーワード | JIT生産システム / SCMの構築 / 最適化 / ニューロDPアルゴリズム / プル方式 / 混合品種組立ライン / U字ライン / 実態調査 |
研究概要 |
現在のパソコンは旧世代のスーパーコンピュータを凌駕する性能を持ち,インターネットを中心とするネットワーク技術の進展と相まったIT革命により、情報コストが劇的に低下し、生産時点情報(POP)、販売時点情報(POS)を始めとする全社、全世界の関連情報が比較的容易に収集・活用できるようになっている。このような状況を踏まえ、本研究は、研究代表者らのこれまでの研究成果である「進化したJIT生産システム」を核に、部品・原材料の調達から製品の生産・物流・販売に至る全過程を、部門間あるいは企業間で情報を共有し、企業の枠を越えて一体となって全体最適を目指す、JIT理念に基づくサプライチェーン・マネジメント(SCM)を構築することを目的としている。 1.すでに開発されているニューロDPアルゴリズムSBMPIMを、より大規模なシステムに適用できるように改良した。 2.かんばん方式、基点在庫方式、CONWIP、ハイブリッド方式、一般化かんばん方式等のすでに提案されている各種プル方式のパラメータを最適に設定した最良性能をシミュレーションにより評価し、1.で開発されたニューロDPアルゴリズムSBMPIMにより計算された準最適制御政策の性能と比較し、各プル方式が最適にどれだけ近いかを明らかにした。今後、それらプル方式の制御則をJIT理念に基づくSCMに適用できるかどうかを検討し、適用可能なプル方式に基づくRFID等を活用した、JIT理念に基づくSCMを構築する予定である。 3.混合品種組立ラインとU字ラインの理論的解析を行い、それら生産ラインの最適化アルゴリズムを開発した。 4.東海地方の自動車関連製造業を対象にアウトソーシングの実態調査を行い,製造リーダーとの関係を示すとともに,RFIDの導入に影響を与える要因を明らかにしている。
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