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2007 年度 実績報告書

ターゲット分析にもとづくメディアプランニング

研究課題

研究課題/領域番号 18510139
研究機関関西学院大学

研究代表者

井垣 伸子  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (40151253)

研究分担者 伊佐田 百合子  関西学院大学, 総合政策学部, 准教授 (00351867)
キーワードメディアプランニング / クロスメディア / 非凸数理計画 / 非線形最適化 / 広告戦略
研究概要

電通が2008年2月20日に発表した2007年国内広告費調査では,総額順でテレビ,新聞についで,インターネットが第3位となった。従来の「4大広告媒体」に入っていたラジオを2006年に抜き,2007年には同じく「4大広告媒体」の雑誌を抜いたこととなる。これは,単なる順位の入れ替えだけではなく,インターネットと他広告媒体との連携が進むという構造的な変化を含んでいる。本年度は,この構造的変化を念頭に置きつつ,非線形最適化手法の確立を目指した。
非凸数理計画の学会NCPO7では,準ニュートン法,ラグラジアン法,マルコフ連鎖を使ったランダムサーチ法等,種々の手法が発表されていた。その応用分野は,信頼性問題,輸送問題,画像処理技術などのオペレーションズ・リサーチの代表的分野だけにとどまらず,船の推進力に関する工学的分野や,遺伝子工学に関する医学の分野にまで及んでいた。本研究のメディアプランニング問題も,本質的に,非凸な目的関数を含むので,NCPO7で報告されていた非凸の数理計画問題に対する種々の新しい手法や,現社会の様々な問題への適用事例は,参考となった。
本研究では,我々は,メディアプランニング問題に,HOPEアルゴリズムを適用することを予定している。この問題は,予算制約を持つので,問題の性質としては,株式のポートフォリオ問題と同質のものである。過去の株式データは,公表されていて,容易に手に入るので,本年度,適用実験するHOPEアルゴリズムの検証を行った。その結果が,225個の意思決定変数に対して,効率的に最適解を求めることができ,次頁のWorking paperとしてまとめ,現在,投稿準備中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] インデックスファンド問題の対話型解法2007

    • 著者名/発表者名
      仲川 勇二
    • 雑誌名

      School of policy studies, Kwansei Gakuin University Working paper series No.36

      ページ: 1-13

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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