研究課題/領域番号 |
18520012
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
望月 太郎 大阪大学, 大学教育実践センター, 教授 (50239571)
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研究分担者 |
荻原 哲 大阪大学, 理学研究科, 教授 (30169221)
須藤 訓任 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50171278)
松河 秀哉 大阪大学, 大学教育実践センター, 助教 (50379111)
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キーワード | クリティカル・シンキング / 論理的思考力 / 議論分析 / 議論評価 / 議論構築 / コミュニケーション・スキル / 問いの技法 / ソクラティック・ダイアログ |
研究概要 |
1)クリティカル・シンキングの教育に「問いの技法」(The art of questioning: cf. http://www.brenifier.com)を応用する方法について研究した。これにより、対話的批判的思考(dialogical critical thinking)の実践へ方途を開くことができる。問いは、問題のidentification、 problematization、 conceptualizationの過程を含み、問う者と答える者との対話的コミュニケーションのプロセスを通して段階的に深められる。このプロセスは、必ずしも問題の解決を目指すものではなく、それを通して問題が問題となる地平の展望、概念の獲得を目指すものである。 2)同時に、クリティカル・シンキングの教育に「子供のための哲学(P4C: Philosophy for Children)を応用する方法についても研究した。リチャード・アントン氏(カール大帝ユニバーシティカレッジ講師、ベルギー・アントワープ)を招き、「思考筋を鍛える」と題したワークショップを開催し、ソクラティック・ダイアログを応用した対話的批判の実践を試みた。
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