研究課題
基盤研究(C)
現代の分析トミズム系の学者たち(ギーチ、ヴァイデマン、ケニー、デイヴィス等)は中世哲学者アクィナスにおけるesseの意味の中に、現代の言語分析や論理学における「存在(existence)」の概念を見出そうとする。しかし、この解釈はアクィナスにとっては無縁である。というのも、存在命題の本性について語るとき、アクィナスが語っているのは「esseやensの意味論的二区分と語用論であり、「存在」ではない。しかも、彼はexistereやexistentiaという用語さえ使っていない。
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関西大学哲学 第28号
ページ: 1-16
関西大学哲学 第27号
ページ: 1-19
日本語学 vol.25,no.5
ページ: 6-14