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2007 年度 実績報告書

十二世紀末までの日本仏教各宗にみられる新羅・高麗仏教に対する認識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520045
研究機関身延山大学

研究代表者

福士 慈稔  身延山大学, 仏教学部, 教授 (80250041)

キーワード日本仏教 / 新羅仏教 / 日本法相宗 / 章疏目録 / 新羅法相学
研究概要

本研究の準備段階である目録整理に関しては、江戸末期までの目録類も含め、別紙(平成19年度の研究成果)記載論文3本と
1「『大日本古文書-正倉院編年文書』にみられる新羅仏教の二・三の問題」(『所報』第11号、身延山大学東洋文化研究所、2007年、1-26頁)
2「日本仏教にみられる朝鮮仏教の影響-13世紀から江戸末期までの目録類を中心として」(『仏教文化の諸相』、山喜房仏書林、2007年、273-288頁)
上記2本、計5本の論文により完了した。この作業により、各時代毎の目録所収の朝鮮章疏の実数と、重用された章疏、各目録にみられる新出の朝鮮章疏の指摘を行った。また各論文末尾にそれ等を把握できるよう表を附した。
上記の準備段階を経て、本年度は日本法相宗にみられる新羅・高麗仏教認識の整理を行った。その成果は日本宗教学会で口頭発表を行い、更に1「日本法相宗諸目録及び章疏にみられる新羅仏教認識」(『宗教研究』第81巻第4輯、日本宗教学会、2008年、360-362頁)として論文発表も行い、新羅法相学に対する中国法相宗の批判に応ずる形で、日本法相宗の新羅法相離れが起こったことを指摘した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 目録類からみる日本に於ける朝鮮仏教の影響と問題点2008

    • 著者名/発表者名
      福士慈稔
    • 雑誌名

      印度学仏教学研究 第56巻第2号

      ページ: 27-33

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 十二世紀末までの日本各宗に於ける朝鮮仏教の影響について2007

    • 著者名/発表者名
      福士慈稔
    • 雑誌名

      身延山大学仏教学部紀要 第8号

      ページ: 1-21

  • [雑誌論文] 十世紀初までの日本各宗に於ける新羅仏教の影響について2007

    • 著者名/発表者名
      福士慈稔
    • 雑誌名

      身延論叢 第12号

      ページ: 65-79

  • [学会発表] 日本法相宗諸目録及び章疏にみられる新羅仏教認識2007

    • 著者名/発表者名
      福士慈稔
    • 学会等名
      日本宗教学会
    • 発表場所
      立正大学
    • 年月日
      20070900

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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