研究課題
基盤研究(C)
本研究は、近代ヨーロッパ社会において、神に代わって人間の「生」そのものを究極的な価値とするような宗教性のあり方が台頭したことに注目し、その広がりと時代的変遷を探る試みであった。本研究では、こうした宗教性を「生の宗教」と名づけ、19世紀末から今日に至るドイツ宗教史・文化史を事例として、その系譜を跡づけた。その結果、生の宗教性が20世紀の宗教史のひとつの基調をなしていたこと、同時に時代によって小さからぬ変化があったことが、明らかとなった。
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異界の交錯(細田あや子・渡辺和子編) 下巻
ページ: 447-464