研究課題
基盤研究(C)
天皇の詔勅は古代律令制以来存在してきたが、近代になってはじめて「国民」全体に向けて発せられるようになった。天皇は「国民」に呼びかけることで近代的な「天皇」へと転換した。他方で、「国民」は天皇の発する詔勅の受信者となることで成立した。このように、近代日本において天皇と国民は、詔勅を通して「呼びかけ-呼びかけられる」関係におかれていた。本研究では、こうした相互の呼応関係が、どのように成立したかを分析することによって、近代日本における「国民」意識の特質を明らかにすることができた。
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図書(岩波書店) 719巻
ページ: 18-21
言語(大修館書店) 第36巻第1号
ページ: 24-31
こころと文化(多文化間精神医学会) 第6巻第1号
ページ: 11-19
日本空間(国民大学校日本研究所) 創刊号
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耽羅文化済州大学校耽羅文化研究所 第31号
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国文学・解釈と鑑賞(至文堂) 第72巻12号
ページ: 118-126
新日本古典文学大系明治編(巻月報(岩波書店)) 第11巻
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