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2008 年度 自己評価報告書

古典的文芸作品にみられる音感覚についての比較美学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18520089
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学・美術史
研究機関広島大学

研究代表者

原 正幸  広島大学, 大学院・総合科学研究科, 教授 (10092305)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
キーワード音感覚 / 自然音 / 聴覚世界 / 文芸的美意識
研究概要

(1) (1)日本の主要な古典的文芸作品の原典校訂版を購入し、音感覚史上特筆されるべき「源氏物語」(全編)と芭蕉の作品(全発句および「奥の細道」)を中心に、音感覚と関わりのある箇所を原典に即して精査し、資料化する。
(2) (1)の資料に基づいて、そのような音感覚がどのようにして成立し得たか、を比較美学的に解明することを目指す。その際、可能な限り中国古典文学の場合との比較を試みる。
(2) (1)「奥の細道」の中核部分(松島-酒田)の主要地点(松島, 平泉, 立石寺, 最上川, 出羽三山, 象潟)を3 年計画で実地調査して地理的環境を確認し、芭蕉の時代の聴覚世界を推測する手掛りを得る。
(2) 以上の研究成果を関連する中国の学会で発表して中国の美学者・音楽学者の意見を聞くと共に、日中の古典文学に見られる音感覚に関してどのような点に両者の根本的な差異があるかを把握する。
(3) 最終年度(平成21 年度)に本研究上作成した資料、および本研究に関連する自著論文を収録した研究成果報告書を刊行する。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] スコラ・ピロムーソールム第II部音楽少年アイヌーシュの修行 第4 章~第6章2009

    • 著者名/発表者名
      原正幸
    • 雑誌名

      芸道思想の現代的意義について(科学研究費補助金・基盤研究(B)15320023 研究成果報告書)

      ページ: 44-60

  • [雑誌論文] 音楽を通じての男女(夫婦)再会譚」の起原2008

    • 著者名/発表者名
      原正幸
    • 雑誌名

      世界肯定の論理と技法(科学研究費補助金・基盤研究(B))16320006 研究成果報告書) (下記論文の修正加筆版)

      ページ: 93-101

  • [雑誌論文] 音楽を通じての男女(夫婦)再会譚」の起原-山田流箏曲「小督」を例にして-2007

    • 著者名/発表者名
      原正幸
    • 雑誌名

      第7届中日音楽比較国際学術研討会論文集(武漢音楽学院)

      ページ: 361-365

    • 査読あり
  • [学会発表] 通過音楽重逢情人(愛人)故事的源流-以日本山田流箏曲「小督」為例-2007

    • 著者名/発表者名
      原正幸
    • 学会等名
      第7届中日音楽比較国際学術研討会
    • 発表場所
      中国湖北省武漢音楽学院
    • 年月日
      2007-09-06
  • [図書] スコラ・ピロムーソールム第II部, [*私家版教科書]2009

    • 著者名/発表者名
      原正幸、広大生協*
    • 総ページ数
      89
    • 出版者
      音楽少年アイヌーシュの修行

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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