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2006 年度 実績報告書

岐阜県内地芝居及び芝居小屋の現状調査とデジタル・アーカイブ化に関する基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520103
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岐阜女子大学

研究代表者

持田 諒  岐阜女子大学, 文化創造学部, 教授 (30424906)

研究分担者 三宅 茜巳  岐阜女子大学, 文化創造学部, 助教授 (90209875)
キーワード演劇 / 古典芸能 / 地芝居 / 古老 / 芝居小屋
研究概要

国立劇場舞台監督30年の経験を踏まえて歌舞伎・文楽を支える熟達職人の記録を刊行した際、その名人達が次々物故していく現実に直面し、一人の熟達職人の死は技術の消滅だけではなく、一人の人生にこめられた歴史の深い時代層そのものをも失うことを痛感、「岐阜県下の地芝居の調査」に当たっては古文献の発掘努力はもとよりながら、地芝居小屋の調査と併せて今在る歴史の証人者として、古老に聞く地芝居・演技・風土の記録を重視した。
結果として地芝居の存在を多角的・多義的に証言、過去と現代の時代層を考察させるものとなった。又村国座の調査は平成19年度予定であったが、当年中に解体大修理の情報を得て、鳳鳳座調査と入れ替えた。結果的に、大改修直前の村国座の外部内部の記録撮影に成功。今後は解体中の内部の記録や新改修後の実態等、村国座の歴史的な変動期を記録する事になった。
(調査概要)
活動を続ける次の三座の活動実態を調査記録した。(1)村国座(岐阜県各務原市)(2)相生座(岐阜県瑞浪市日吉町(3)白雲座(岐阜県下呂市門和佐)
(調査内容)
(1)芝居小屋の内部外部の撮影と実測、(2)芝居の稽古実態を収録(1.読み合わせ、2.立ち稽古、3.三味あわせ(通し舞台稽古)、4.公演当日状況、5.公演、(3)地芝居を育む古老の意見と演技を収録、(4)活動していない旧芝居小屋の調査(1.熊野会館と古老の意見、2.熊野神社「野志の舞台」(籠殿)、3.深萱の農村舞台(必要に応じて利用可能な屋根付舞台))
以上の調査について、次のように記録した。(1)映像記録デジタル動画(ビデオテープVHS全35巻)、デジタル静止画(1,500余点)、(2)記録冊子 岐阜県地芝居調査研究vol.1「岐阜県の地芝居を育む人と風土」

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 文化財・地域文化等のデジタル・アーキビスト用教材の整備(1)2006

    • 著者名/発表者名
      持田 宗周
    • 雑誌名

      日本教育情報学会第22回年会論文集 22

      ページ: 238-239

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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