研究課題/領域番号 |
18520112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
萩原 正樹 小樽商科大学, 言語センター, 教授 (20250532)
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研究分担者 |
村越 貴代美 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (50239513)
直井 文子 東京成徳大学, 人文学部, 講師 (30242340)
松尾 肇子 愛知大学, 現代中国学部, 助教授 (20202319)
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キーワード | 日本漢文 / 詞 / 森川竹〓 |
研究概要 |
平成18年度においては、本研究課題の研究を進めるために、まず基礎的な所蔵調査や資料収集を中心に行っていった。具体的には、直井文子が江戸期以前の文献を、主に国会図書館等において調査し、当課題にとって重要な資料を取得した。また村越貴代美は、その所属する慶應義塾大学や東京大学、早稲田大学等において明治期の漢詩文雑誌、特に『随鴎集』の調査を進め、松尾肇子も東京において同様の調査を行うとともに、名古屋の蓬左文庫や各地方図書館に見られる江戸・明治文献を精査した。萩原は、東京出張時に東京大学明治新聞雑誌文庫の調査を、村越、松尾とともに行い、また国会図書館や近代文学館、明治新聞雑誌文庫等から複写物を取り寄せて、その内容の検討を行った。さらに、各研究分担者や萩原が収集した資料の整理と分類、アルバイトの協力を得ながらのデジタル資料化等の作業を行っていった。また3月初めには、直井文子、村越貴代美、松尾肇子の三名が台湾に出張し、台湾大学(旧台湾帝国大学)において収集保存されている日本漢文学関連資料の調査を行い、一定の成果を得ている。 上記のような調査と資料収集を元に、明治大正期におけるもっともすぐれた詞人である森川竹〓の詩詞集に漏れている作品を編輯する作業を行い、その成果として萩原正樹「竹〓若年の詩詞文-集外詩詞四十九首及び佚文五篇-」を発表した。 平成19年度も、引き続き調査を進めるとともに、これらの基礎作業に基づいて本研究課題の目標である『日本詞集成』の完成を目指したい。
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