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2008 年度 自己評価報告書

近世初期読本における説話的背景と思想的基盤の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18520116
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関東京学芸大学

研究代表者

湯浅 佳子  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00282781)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
キーワード日本文学 / 説話・伝承 / 思想・宗教 / 読本 / 仮名草子
研究概要

日本の近世期、寛延から寛政年間(1748~1800)に、江戸と上方で刊行された初期読本を、(1) 儒学・国学的思想の享受としての面から、(2) 説話の享受としての面から分析し、読本の成立基盤を明らかにしようするのが本研究の目的である。上方読本の都賀庭鐘・伊丹椿園・建部綾足・上田秋成の作品、また山東京伝や曲亭馬琴の文化5年刊頃までの読本作品の世界の背景を考える。上方と江戸の作品に(1)(2)の面においてどのような差異があるのかに留意しながら、仏教長編小説、怪談集、通俗軍談物、通俗白話小説翻案集、浄瑠璃・歌舞伎作品、談義本、啓蒙書、雑史、儒学・国学の書等の作品との影響関係を調査する。特に、文芸作品にも大きな影響を及ぼした仏書や勧化本、三教一致思想の書からの影響や、教訓・説話的要素の濃厚な仮名草子と談義本との係わりについて、諸作品の書誌的調査も含めてデータを収集し、考察していく。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2009 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (1件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 『曾呂里物語』の類話2009

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要 第60号

      ページ: 307-330

  • [雑誌論文] 怪異説話の展開-『曾呂里物語』と『御伽物語』-2008

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 雑誌名

      日語教育与日本学研究論集 第3号

      ページ: 189-2028

  • [雑誌論文] 『曾呂里物語』異板二種について-『目覚物語』と大妻本『曾呂里物語』-2008

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要 第59号

      ページ: 171-205

  • [雑誌論文] 『曾呂里物語』二話2008

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 雑誌名

      近世部会会報 第2号

      ページ: 20-21

  • [雑誌論文] 『旬殿実実記』と『南総里見八犬伝』2007

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 雑誌名

      近世部会会報 第1号

      ページ: 1-2

  • [学会発表] 近世初期怪異譚の展開-『宿直草』を中心に-2007

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 学会等名
      近世後期小説の様式的把握のための基礎研究第8回共同研究会
    • 発表場所
      国文学研究資料館
    • 年月日
      2007-12-23
  • [図書] 仮名草子集成第45巻2009

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子、花田富二夫、大久保順子、柳沢昌紀
    • 出版者
      東京堂出版
  • [図書] 読本事典-江戸の伝奇小説-2008

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子、大高洋司、ほか7名
    • 総ページ数
      54-59、61-64、74-77
    • 出版者
      笠間書院
  • [図書] 浅井了意全集仮名草子編12007

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子、小川武彦、深沢秋男
    • 総ページ数
      101~317,488~491
    • 出版者
      岩田書院
  • [図書] 南総里見八犬伝名場面集2007

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子
    • 総ページ数
      1~256
    • 出版者
      三弥井書店
  • [図書]2006

    • 著者名/発表者名
      湯浅佳子、黒石陽子、ほか15名
    • 総ページ数
      38-39、141、162-163、172-173、222-223、275-76
    • 出版者
      東京堂出版

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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