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2007 年度 実績報告書

米国大学図書館における日本語蔵書史の調査、及びその情報の利用、共有化についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520118
研究機関早稲田大学

研究代表者

和田 敦彦  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (90283225)

キーワード読書論 / リテラシー / 蔵書史
研究概要

本調査は、(1)蔵書史資料の所在情報目録の作成、(2)資料内容についての分析、報告、(3)周辺資料の収集と情報収集、(4)主要情報のデジタル化と基礎情報の提供、(5)米国内での追加調査、及び調整作業、研究報告を主要な柱として活動している。
(1)の蔵書史史料の所在情報に関しては、昨年度末に所在情報も含めて刊行した著書をもとに、関係機関からの情報収集を進めた。(2)の資料の内容の分析については、メリーランド大学の蔵書史史料、及び米議会図書館の蔵書史史料の分析、追加調査を行い、一部は論として公表した。(3)周辺資料の収集と情報収集では、日本語蔵書史に深いかかわりのある書籍取り扱い業者を中心として資料収集を行い、バーモント州のチャールズ・タトル出版や日本の丸善、紀伊国屋等からの資料収集を行った。(4)については、こうした蔵書史資料の情報の長期的な基礎情報を提供するための研究会「リテラシー史研究会」をたちあげ、会誌を発行し、インターネットを通して研究協力者を得つつ、より広範な情報提供が可能な環境を整えることができた。また、日本国内で行われた二つの国際学会において調査に基づいた報告を行い、情報の発信、公表につとめた。(5)の米国内での追加調査については、オハイオ州立大学の日本語蔵書史を現地で調査し、関係資料を収集できた。また、米議会図書館についても追加調査を行った。そして、米国の日本語蔵書史との関係を検討するために、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の日本語蔵書史調査を行って、資料収集につとめた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 流通・所蔵情報をとらえる文学研究へ米議会図書館所蔵の占領期被接収文献について2008

    • 著者名/発表者名
      和田 敦彦
    • 雑誌名

      日本文学 57巻1号

      ページ: 56-67

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 発信される日本KBS文書のリテラシー史的意味2008

    • 著者名/発表者名
      和田 敦彦
    • 雑誌名

      リテラシー史研究 1号

      ページ: 33-46

  • [雑誌論文] 12008

    • 著者名/発表者名
      和田 敦彦
    • 雑誌名

      国文学 53巻3号

      ページ: 116-124

  • [学会発表] 12007

    • 著者名/発表者名
      和田 敦彦
    • 発表場所
      日本大学
    • 年月日
      20070700
  • [学会発表]2007

    • 著者名/発表者名
      和田 敦彦
    • 学会等名
      20世紀メディア研究所シンポジウム:戦争と文化財、情報の略奪
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20070700
  • [学会発表] アメリカにおける日本学の形成と角田柳作2007

    • 著者名/発表者名
      和田敦彦
    • 学会等名
      シンポジウム角田柳作
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-10-30
  • [備考]

    • URL

      http://www.f.waseda.jp/a-wada/literacy/index.html

  • [備考]

    • URL

      http://www.f.waseda.jp/a-wada/jbcp/index.html

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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