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2007 年度 実績報告書

古事記・日本書紀の文字表現と成立の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520131
研究機関上智大学

研究代表者

瀬間 正之  上智大学, 文学部, 教授 (00187866)

キーワード河村 秀根 / 書紀集解 / 五井 蘭洲 / 刪正日本書紀 / 清明心 / スメラミコト / 三角縁神獣鏡 / 日本書紀
研究概要

1この研究の主眼は、『古事記』『日本書紀』の文字表現成立の経緯を明らかにすることにある。すなわち、誰が、何に学んで如何に表現したのかという問題の解明である。その為に近世の日本書紀研究を踏まえる必要がある。本年度はその基礎作業として2・3の調査を行い、4を発表した。
2『書紀集解』の出典研究昨年度ひとまず完成させた『書紀集解』引用漢籍一覧稿を充実させるべく、引き続きこの調査を継続した。
3大阪大学懐徳堂所蔵の『刷正日本書紀』の調査『刷正日本書紀』は、寛文版『日本書紀』に五井蘭洲の手になる添削が施されたものであり、『日本書紀』の文章表現の研究に欠かせない資料である。この調査のために、大阪大学附属図書館にマイクロ資料の印画を依頼したが、白黒写真であるために、肝腎の五井蘭洲の手になる朱書きが判読不能であったため、八月下旬に大阪大学附属図書館に赴き、全巻デジタルカラー写真を撮影するとともに、不鮮明箇所の実見を行い、資料としての使用に耐えうるべく整理した。
4古事記・日本書紀の成立に深く関係する「スメラミコト」という呼称の成立と「清明心」の問題について三角縁神獣鏡をはじめとする古鏡銘文との関係を中心に調査し研究をまとめた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 清明心の成立とスメラミコト-鏡と鏡銘を中心に2008

    • 著者名/発表者名
      瀬間 正之
    • 雑誌名

      高岡市万葉歴史館紀要 18

      ページ: 1-14

  • [雑誌論文] 所謂「推古朝遺文」について2008

    • 著者名/発表者名
      瀬間 正之
    • 雑誌名

      アリーナ2008 5

      ページ: 231-235

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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