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2006 年度 実績報告書

「歴史社会学派」の歴史的行跡の研究、ならびに基礎資料のデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 18520137
研究種目

基盤研究(C)

研究機関法政大学

研究代表者

藤村 耕治  法政大学, 文学部, 助教授 (00328915)

研究分担者 天野 紀代子  法政大学, 文学部, 教授 (40222682)
勝又 浩  法政大学, 文学部, 教授 (90161083)
日暮 聖  法政大学, 文学部, 教授 (60257087)
小秋元 段  法政大学, 文学部, 助教授 (30281554)
杉本 圭三郎  法政大学, 文学部, 名誉教授 (40061006)
キーワード歴史社会学派 / 近藤忠義 / 永積安明 / 石山徹郎 / 『文藝復興』 / 鑑賞主義論争 / 文芸学論争
研究概要

今年度は、歴史社会学派の中心人物の一人である近藤忠義に関して、「近藤忠義先生を偲ぶ会」との共催で、秋山虔氏による近藤著『日本文学原論』に関する講演会を、また研究代表者・分担者ならびに大学院生等を構成員として発足した「歴史社会学派研究会」の単独開催で、衣笠正晃氏による歴史社会学派発生期に関する研究発表講演、杉本圭三郎による永積安明に関する講演会を開催した。これと並行して、近藤忠義・熊谷孝らの論説を中心とした昭和10年代の「鑑賞主義論争」についての報告(幸田国広)、石山徹郎の言説を中心とした同「文芸学論争」についての報告(藤村耕治)、歴史社会学派の思想的方法論的源流としての昭和初期のマルクス主義芸術理論についての報告(伊藤博)を基調とした研究発表会を開催した。また、その全業績を一望できる「歴史社会学派」年表の作成を進めている。これらの研究成果については、次年度以降論文等の形で順次発表していく予定である。また「偲ぶ会」との共同編集で冊子『近藤忠義 人と学問(仮題)』の刊行を企画している。
基礎資料の発掘、データベース化については、今年度は、歴史社会学派の中心人物らが拠った雑誌『文藝復興』(昭和12年6月〜11月.全5冊)について、同誌の完本を唯一所蔵する小田切秀雄文庫を持つ相模女子大学附属図書館の協力を得て全頁を撮映、CD-ROM化した。現在、この資料に関する研究・検討を進めており、併せて重要論文・記事については、広く一般に利用できる形態での公開を検討している。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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