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2008 年度 実績報告書

「歴史社会学派」の歴史的行跡の研究、ならびに基礎資料のデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 18520137
研究機関法政大学

研究代表者

藤村 耕治  法政大学, 文学部, 准教授 (00328915)

研究分担者 小秋元 段  法政大学, 文学部, 准教授 (30281554)
勝又 浩  法政大学, 文学部, 教授 (90161083)
衣笠 正晃  法政大学, 国際文化学部, 教授 (50306429)
杉本 圭三郎  法政大学, 文学部, 名誉教授 (40061006)
天野 紀代子  法政大学, 大学院, 講師 (40222682)
キーワード歴史社会学派研究 / 近藤忠義 / 日本文学協会 / 國文學誌要 / 文芸復興
研究概要

科学研究費助成の最終年度に当る今年度は、これまでの成果を形にすることを目的として活動を行った。その結果、二点の刊行物を得ることができた。
第一に、歴史社会学派の戦後の展開としての日本文学協会、また戦後期における当学派の方法論的継承者の一人である益田勝実氏が中心となったガリ版刷りの研究史「日本文学史研究」にも加わっていた野村精一氏の講演「日本文学史研究のころ」を開催し、インタビューをも行った。この詳細は、次年度以降に刊行する予定の「近藤忠義・人と学問」ないし法政大学国文学会誌「日本文学誌要」などに掲載する予定である。
第二には、歴史社会学派の中心人物近藤忠義に関する研究を、昨年までと引き続き「近藤忠義先生を偲ぶ会」とともに行い、共編著の形で「近藤忠義・人と学問第四集」を刊行した。この集は従来のものを基に、新発見を多く含めた、30ページ以上にわたる精密な近藤忠義年譜を始めとして、近藤忠義の回想記などを復刻し解題を附した、伝記研究を中心とした巻である。
第三は、「歴史社会学派研究・資料編」の刊行である。(二〇〇九年五月発行予定)これは、当学派と関わりの深い雑誌「國文學誌要」「文藝復興」の総目次と解題、歴史社会学派年表、先行文献表などよりなる文字通りの客観的資料集であり、今後の研究の礎となろう。
以上、当初の計画よりもやや縮小した形にはなったが、歴史社会学派研究の、基盤となる近藤忠義研究・資料の整備などを行うことができた。これを元として、学派に関わった人物や戦後の展開のより具体的で精緻な検討を、引き続き行っていきたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 近藤忠義回想記解題2009

    • 著者名/発表者名
      島本昌一
    • 雑誌名

      近藤忠義 人と学問 4集

      ページ: 52-61

  • [雑誌論文] 小田切秀雄と「歴史社会学」的方法2008

    • 著者名/発表者名
      山中秀樹
    • 雑誌名

      日本文学誌要 78号

      ページ: 24-34

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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