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2008 年度 実績報告書

近代東海地域能楽資料の収集と整理ー他の「伝統芸能」との交流

研究課題

研究課題/領域番号 18520142
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

飯塚 恵理人  椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (00232132)

キーワード東海地域 / 伝統芸能 / 能楽 / SPレコード / デジタル化 / インターネット
研究概要

平成18年・19年に名古屋で行われた能楽の催しの番組(プログラム)を収集し、入力した。
・狂言鳳の会、ナディア狂言など名古屋特有の芸風を持つ能楽の催しを業務用デジタルビデオで撮影し、保存した。
・日本舞踊・歌舞伎・箏曲・長唄の人名・演目データベースのソフトを開発を試みた。(制作中)そのソフトに合わせて、収集したそれらの伝統芸能のプログラムを入力した。現在2000年度1年分のプログラムを試験的に入力したので、それを用いてタグの整理や、能楽データベースと合わせた場合の問題点の整理などを検討して、公開の準備を進めている。
・SPレコード・お稽古テープ等の収集・整理し、デジタル化した。
・以上の研究で得られた成果をホームページ上で公開する。また携帯用ホームページを作成し、著作権上問題のないSPレコードの音源を配信した。
・高安流脇方藤野藤作師より、故豊嶋要之助師筆の脇方伝書『狂言応答』(仮称)の閲覧・撮影を許可して頂き、デジタルカメラで撮影した。現在翻刻を進めており、この本文によって、明治・大正期に豊嶋家が金剛流以外の流儀も相手に脇を勤めることにょって、家の伝承にない曲の脇の詞や間狂言との応答の台詞をシテ方・狂言方との相談の元に作成する過程が明らかになって行くと期待される。新典社の『古代中世文学論考』への投稿が決まっている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 《船弁慶》の虚構-「平家の怨霊や強かりけん」-2008

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 雑誌名

      古代中世文学論考 22

      ページ: 277-299

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 能に描かれた修羅・地獄2008

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 雑誌名

      国文学 解釈と教材の研究 53巻11号

      ページ: 36-47

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 《敦盛》の背景-まことに法の友なりけり-(二)2008

    • 著者名/発表者名
      飯塚 恵理人
    • 雑誌名

      紫明 23

      ページ: 70-73

  • [図書] 近代能楽史の研究-東海地域を中心に-2009

    • 著者名/発表者名
      飯塚恵理人
    • 総ページ数
      325
    • 出版者
      大河書房
  • [備考]

    • URL

      http://zeami.ci.sugiyama-u.ac.jp/~izuka/eritol/index.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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