研究課題
基盤研究(C)
『ファウスト』の「道化性」との関連で3つのプロローグの構成的な意義を解明した。具体的には、(1) 「天上の序曲」で打ち出された「道化」としてのメフィストと、ゲーテが「ひじょうに真面目な譜誰」と呼ぶ『ファウスト』の独特な性格とが一体のものであること(2) バロック劇の「世界劇場」の形式を借りた「道化性」によってはじめて、真にアクチュアルな問題を取り扱うことが可能になり、それによって『ファウスト』の「近代性」もまた保証された、こと等である。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件)
東北ドイツ文学研究 50号
ページ: 33-72
ドイツ文学 133号
ページ: 167-183
ゲーテ年鑑 49巻
ページ: 155-159
人文社会論叢、人文科学篇 16巻
ページ: 43-77