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2007 年度 実績報告書

16世紀-18世紀イギリスにおける蒐集文化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520168
研究機関筑波大学

研究代表者

吉原 ゆかり  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70249621)

キーワード蒐集 / 文化 / イギリス / 16世紀 / 17世紀 / 18世紀 / 驚異の部屋 / 他文化理解
研究概要

16世紀-18世紀イギリスにおける蒐集文化に関する、一次資料・研究資料の収集・整理を行った。手薄であった18世紀関係の資料収集にとくに力を注ぎ、16世紀-18世紀蒐集文化の研究を体系的に行う基盤を築いた。すでに収集していた電子資料(一次資料・研究資料)を活用するため、コンピュータ整備を行った。ウィーン(オーストリア)、ロンドン(連合王国)で資料調査を行った。当該課題に関心をもつ国内外の研究者と連絡を取り、次年度の国際研究集会開催、2009年度(完成年度)の論集刊行(英語)のための準備作業を行った。以上の事業から、以下の成果を得た。(1)16世紀-18世紀という三世紀全体を見渡した、蒐集文化の研究(Arthur MacGregor,Curiosity and Enlightenment(2007)など)が、英語圏で活性化しており、本研究もその潮流に貢献大である。(2)文学ばかりではなく、外交資料、ジャーナリズム的資料を視野に収める本研究では、電子資料が極めて有用であり、その収集にあたった本研究により、必ずしもイギリス(あるいはアメリカ)に在住せずとも、当該課題を研究するにたる基盤を築いた。(3)蒐集文化においてはむしろ後発国であるイギリスの16世紀-18世紀と、先発国であるオーストリアやイタリアの蒐集文化とを比較対照することにより、汎ヨーロッパ的蒐集文化の研究に、本研究を拡大していく方向を見出した。(4)研究課題に関心をもち、かつ、専門とする領域を異にする研究者どうしのネットワークを形成したことにより、本研究をより学際的な方向へ拡大していく基礎を築いた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Popular Shakespeare in Japan2007

    • 著者名/発表者名
      Yukari Yoshihara
    • 雑誌名

      Shakespeare Survey 60

      ページ: 130-140

    • 査読あり
  • [図書] テクストたちの旅程-移動と変容の中の文学 (吉原担当箇所タイトル:英語で書かれた文学のインターカルチュラルな<移動>」[吉原担当箇所:14-28])2008

    • 著者名/発表者名
      吉原 ゆかり
    • 総ページ数
      329
    • 出版者
      花書院
  • [図書] English Studies in Asia (Yoshihara: The Past, the Present and the Future of the Project, ‘English Studies in Asia' (introduction)[9-23])2007

    • 著者名/発表者名
      Yukari Yoshihara
    • 総ページ数
      251
    • 出版者
      Silverfish (Malaysia)

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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