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2009 年度 実績報告書

16世紀-18世紀イギリスにおける蒐集文化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520168
研究機関筑波大学

研究代表者

吉原 ゆかり  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70249621)

キーワード英米文学 / 文学一般 / 蒐集文化 / 16世紀 / 17世紀 / 18世紀 / 旅行記 / 医学誌・史
研究概要

本年度は、研究課題を時代的にも地理的にもテーマ的にも、さらに大きく展開させていく契機をつかむことができた。研究期間を通じた研究成果の集大成として、研究者どうしのネットワークを最大に活用し、東北英文学会(日本英文学会東北支部)第64回大会(12月5日)で、イギリス文学部門シンポジア「英文学におけるジェンダー/ジャンル」を企画、パネリストとして発表を行った(司会:吉田直希、パネリスト:仙葉豊,大田信良、吉原ゆかり)。18世紀ロンドン都市文化を専門とする吉田・仙葉、ポストモダン文化論を専門とする大田と、半年以上にわたって協議を重ね、本研究代表者は、「好事家たちの身体」と題して発表を行い、本研究課題の集大成とするにたる成果を得た。ここから、本研究課題を、以下のような方向性へ展開させていく可能性が大であることが確認された。1医学誌・史2.古典・古代の再発見と性のディスコース3.19世紀やポストモダン時代文化論への展開4女性・非貴族コレクター5ヨーロッパ・アフリカ交易6初期エスノロジー7空想旅行記8ヨーロッパ・アジア文化交流9大衆むけ見世物文化。蒐集文化研究は、16世紀~18世紀のヨーロッパ文化地図を理解するために必須のものであるのみならず、ヨーロッパとアフリカやアジアとの文化交流や、文学ジャンルの発生、女性文化、大衆文化を、グローバルかつ学際的な視点から理解するためにも、大きな重要性をもっており、19世紀以降の研究にも新しい視野を提供することがあきらかになった。今後のさらなる発展へ向けて、当該テーマに関心を持つ研究者と、将来の共同研究課題についての素案を創案した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 好事家たちの身体2009

    • 著者名/発表者名
      吉原ゆかり
    • 学会等名
      東北英文学会(日本英文学会東北支部)第64回大会
    • 発表場所
      秋田カレッジプラザ
    • 年月日
      2009-12-05

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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