• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 自己評価報告書

モダニズム芸術における米ソ文化交流の軌跡と黒人知識人の中心性

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18520180
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関立教大学 (2007-2009)
一橋大学 (2006)

研究代表者

新田 啓子  立教大学, 文学部, 准教授 (40323737)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
キーワードアメリカ合衆 / ソヴィエト連邦 / モダニズム / 黒人 / 文学批評 / 越境文化
研究概要

本研究では、1920-30年代に活動を始めたアメリカ合衆国(以下米国)モダニズム芸術家に、当時のソヴィエト連邦指導者層およびロシア文化との影響関係にあった人々が有意に存在したという事実、並びに彼らのうちで中心的な役割を果たしたのが黒人知識人であったという事実に光をあて、以下の四点について、その意義を詳らかにする。(1) 同時期にソ連を訪れた黒人知識人は、ロシア文化の何に学ぼうとしていたのか。(2) ハーレムとモスクワの文化コネクションは、同時代における米国知識人の自文化イメージに、どのように影響していたのか。(3) 米ソ文化交流は、ソ連および米国の共産党とはいかなる関係にあったのか。その断絶は認められるのか。(4) それらの交流は、東西冷戦下にあった60年代の黒人知識人にどのように引き継がれ、いかなる展開を遂げたのか。
以上の四テーマに分けた事情を記述することにより、多くの場合、政治的競合関係に隠蔽された米ソの文化芸術分野における関係を詳らかにすることが、本研究の目的である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] アメリカ解読-資料探訪 Zora Neale Hurston, selections from Negro (1934)2008

    • 著者名/発表者名
      新田啓子
    • 雑誌名

      英語青年 第154巻第8号

      ページ: 26-29

  • [雑誌論文] アメリカ解読-資料探訪 Jean Toomer, Cane (1923)2008

    • 著者名/発表者名
      新田啓子
    • 雑誌名

      英語青年 第154巻第7号

      ページ: 20-23

  • [雑誌論文] アメリカ解読-資料探訪 Malcolm Cowley, Exile's Return (1934)2008

    • 著者名/発表者名
      新田啓子
    • 雑誌名

      英語青年 第154巻第4号

      ページ: 38-41

  • [雑誌論文] アメリカ解読-資料探訪 Selected writings of Carl Van Vechten, 1916-19262008

    • 著者名/発表者名
      新田啓子
    • 雑誌名

      英語青年 第154巻第3号

      ページ: 36-39

  • [学会発表] 黒いモダニズムと政治からの出口2008

    • 著者名/発表者名
      新田啓子
    • 学会等名
      第47回日本アメリカ文学会全国大会
    • 発表場所
      西南学院大学
    • 年月日
      2008-10-12
  • [図書] ブラック・ノイズ2009

    • 著者名/発表者名
      トリーシャ・ローズ、新田啓子
    • 総ページ数
      361+xxi
    • 出版者
      みすず書房

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi