研究課題
基盤研究(C)
従来イギリス文学、フランス文学、美学・美術史学、社会学といった個々の専門家が進めてきた研究の成果を、統合的視点から再構築し、また一方で個別の専門研究をさらに推進することに貢献する礎を形成することを目的とする。イギリスとフランスの文化交流史上興味深い事例として、19世紀のイギリスの美術評論家・社会思想家であるジョン・ラスキンをとりあげる。彼の著作は、同時代のフランスにおいて、作家マルセル・プルーストを始めとする数多くの文学者、評論家に翻訳、紹介され、フランスの芸術全般に大きな影響を与えた。ラスキンのフランス受容を綿密にたどりつつ、当時の両国の社会的または文化的状況を探究する。
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Stella : etudes de langue et de litterature francaises, n°27, 九州大学フランス語フランス文学研究会
ページ: 45-58
Bulletin d'informations proustiennes, n'38, Editions rue d'Ulm
ページ: 29-40
Marcel Proust 6 : Proust sans frontieres 1, Minard (la Revue des lettres modernes)
ページ: 65-82