研究課題
基盤研究(C)
古代ギリシア・ローマ喜劇と狂言はまったく異なる文化伝統の中で生成発展したが、同時代に材をとり、滑稽な言葉・しぐさ・趣向を用いて笑いの劇を目指すという共通点をもつ。両ジャンルに共通して現れる仲裁人のモチーフ、仕方話の趣向等がいかなる社会制度から生まれたかを考察することにより、両ジャンルの特性を解明した。と同時に、芝居(企み、変装)の意義と効果、虚と実のすり替え、等を具体的な作品に即して分析することにより、喜劇的なるものの本質が両ジャンルに共通することも明らかにした。
すべて 2009 2008 2007 2006 その他
すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (3件) 図書 (4件)
Anglo-Saxon語の継承と変容-中世英文学 第一巻
ページ: 95-146
『農耕詩』『農耕詩の諸変奏』(植月恵一郎, 他)(英宝社)
ページ: 31-61
ギリシア喜劇全集別巻「ギリシア喜劇案内」岩波書店
ページ: 71-102
京都大学文学部創立百周年記念論集『グローバル化時代の人文学(上)』
ページ: 149-170
流域 63号
ページ: 2-7