課題研究の3年目に当たる本年度の研究成果は、主として以下の4点である。 1.グリム童話・日本古典落語・アメリカ映像文化に関するDVD資料を収集した。 2.国際会議「アジア・ゲルマニスト会議2008金澤」で、Ober den Kannibalismus im Marchen“Dornrohen"(『イバラ姫』に見られるカニバリズムについて)と題して研究発表を行なった。 3.日本独文学会秋季研究発表会で、シンポジウム「エンデ文学におけるファンタジー」の発表者として、「『はてしない物語』におけるファンタジーの機能」と題して研究発表を行なった。 4.研究課題に関する2本の論文と、ドイツ語論文2本の翻訳を公刊した。 具体的研究成果: 1.国際会議「アジア・ゲルマニスト会議2008金澤」で、Ober den Kannibalismus im Marchen “Dornroschen"(『イバラ姫』に見られるカニバリズムについて)と題して研究発表を行なった。 2.2008年日本独文学会秋季研究発表会:シンポジウム「エンデ文学におけるファンタジー」 で研究発表を行なった。 3.ハインツ・レレケ「グリム兄弟の童話における女性(講演)」(ドイツ語論文)を翻訳し、『かいろす』第46号に公刊した。 4.論文「『イバラ姫』(KHM50)に見られる文化的変位について」を、鹿児島大学法文学部紀要『人文学科論集』(第68号)に公刊した。 5.ディーター・ペニング「無秩序の秩序」(ドイツ語論文)を翻訳し、『人文学科論集』第69号に公刊した。 6.論文「グリム童話におけるアメリカの文化的変位」を、『VERBA』(第33号)に公刊した。
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