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2008 年度 実績報告書

ヨーロッパの公共文化空間の変遷-ドイツ語圏の演劇表現と制度-

研究課題

研究課題/領域番号 18520242
研究機関立教大学

研究代表者

新野 守広  立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (00228131)

キーワードドイツ
研究概要

昨年度と同様、本年度の研究は文献・資料の収集、データの整理、現地調査、研究発表を中心に行なった。
1.【文献・資料の収集、データの整理、インタビュー】
十九世紀から現代に渡るベルリンを中心とするドイツ演劇関係の基礎文献・資料、劇作家の作家研究、戯曲研究、劇場史、都市論、建築論、近代思想史、メディア論など近代国家の文化空間の表象に関する文献の購入を進め、分析した。さらに、ドイツ語圏の演劇表現の新しい傾向を明らかにするために、リミニ・プロトコルのメンバーへのインタビューを行ない、「シアターアーツ」誌に発表した。
2.【現地調査】
2008年5月にベルリン芸術アカデミーの映像資料アーカイブを訪れ、同アーカイブが所蔵している舞台映像と資料を調査した。同アーカイブは、旧東ドイツ時代の東ドイツ演劇に関する資料を、上演台本、公演プログラム、舞台写真、舞台映像を中心に幅広く収集して保存しており、演劇の制度研究にとっても貴重な資料の宝庫である。また、昨年に引き続き当地で行われている演劇祭「ベルリンの出会い」事務局を訪れ、その歴史、理念、組織、運営の実態を見学した。ヨーロッパの他地域の代表的な演劇祭とは異なり、「ベルリンの出会い」はシーズン中のドイツ語圏の各劇場の舞台から10作品を選び、ベルリンの複数の劇場に招聘する独自のやり方をしている。
3.【研究発表】
以上の研究活動の成果発表は「11.研究発表」に記載。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] リミニ・プロトコルとタールハイマー2008

    • 著者名/発表者名
      新野 守広
    • 雑誌名

      テアトロ 806号

      ページ: 27-29

  • [雑誌論文] インタビュー リミニ・プロトコル : シュテファン・ケーギ2008

    • 著者名/発表者名
      新野 守広
    • 雑誌名

      シアターアーツ 35号

      ページ: 36-43

  • [雑誌論文] ポストドラマ演劇とは?2008

    • 著者名/発表者名
      新野 守広
    • 雑誌名

      新国立劇場「近代能楽集」プログラム

      ページ: 28

  • [学会発表] Zur Diskussion uber die kulturelle Identitat - Die Inszenierung von Junji KINOSHITAs "Ein Japaner namens Otto2008

    • 著者名/発表者名
      Morihiro Niino
    • 学会等名
      Asiatische Germanistentagung
    • 発表場所
      金沢星稜大学
    • 年月日
      2008-08-27

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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