研究課題
基盤研究(C)
明清時代には、文人が自らの家族の女性を描写する新しい文体の散文が流行する。しかし、これらは「載道(儒教思想を体現する)の文」や「天下国家を論ずる文」を重んじる文学観の立場からは「非古」(非伝統的・卑俗)だとして研究の対象とされてこなかった。本研究では、明の帰有光らの作品を中心に、ジェンダーの視点から家族や女性を描く散文を再評価し、「非古」の文の流行の背景に、明から清にかけての文人の文学観の変容があることを明らかにした。
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近代中國婦女研究 16号
ページ: 209-225
奈良女子大学アジアジェンダー文化学研究センターニュースレター 7号
ページ: 16
奈良女子大学文学部研究教育年報 3号
ページ: 1-16
奈良女子大学文学部研究教育年報 4号
ページ: 19-22
古代日本形成の特質解明の研究拠点報告集 14号
ページ: 88-103