研究課題
基盤研究(C)
1松浦恒雄「京劇戯単の変遷」は、20世紀初頭から建国前夜における京劇戯単(プログラム)の形態的変遷を整理し、その歴史的意義について考察を加えたものである。京劇戯単は、日中両国を通じてまだ殆ど研究が進んでいない。日中両国に散在する戯単を収集、整理した上で、北京と上海における時代による相違、形態・内容の変遷に見える京劇の史的発展とその関係性の分析などを、主に新中国建国前の時代背景の中で行った。2藤野真子「周信芳と『劇評家』」は、新中国建国前後における上海の京劇界を代表する役者である周信芳が、どのように劇評において批評されてきたのかを分析したものである。新中国建国前の1920年代から40年代までの新聞、演劇雑誌の記事を詳細に調査、検討を加え、代表的な論調を抜粋して、その変化の様相を分析し、周信芳の建国後の評価が、建国前から徐々に構築されていったものであることを明らかにした。3三須祐介「申曲における『秋海巣』上演について」は、1941年から42年にかけて『申報』に連載され、42年に単行本として刊行された秦痩鴎の小説『秋海巣』の申曲による建国前後における上演の情況を整理、分析したものである。
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すべて 雑誌論文 (8件) 学会発表 (4件)
言語と文化 11号
ページ: 91-102
新中国建国前後}とおける伝統劇の多角的研究報告書
ページ: 19-53
新中国建国前後における伝統劇の多角的研究報告書
ページ: 55-76
ページ: 77-93
Language and Culture vol. 11
The Report of The Diversified Studyon Traditional Play at the Area of Developing of the Republic of China
The Report of The Diversified Study on Traditional Play at the Area of Developing of the Republic of China
The Report of The Diversified Study on TeaditionalPlay at the Area of Developing of the RepubliC of China
ページ: 177-93