| 研究概要 |
グレゴリオス・バルヘブラエウス著『英知の精華(Butyrum sapientiae)』天界論編および生成消滅論編の校訂・翻訳(英訳)作業を主要写本の複写を用いて開始した。現在までに天界論編部分の暫定的な校訂作業およびデータ入力をほぼ終えている。注解作成に向けても必要となる資料の入手を開始した。
また、『英知の精華』の著者であるバルヘブラエウスの著作についての発表を国際学会(6th Syriac Conference, Kottayam,2006年9月開催)等にて行ったほか、本研究応募時に本研究から期待される副次的な成果として掲げたわが国におけるシリア学発展への寄与の一環として、これまでのわが国におけるシリア学研究についての紹介、およびシリア語文献とアラビア語文献との関係に関する論考を発表した。
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