研究課題
基盤研究(C)
平成18年6月14日-15日、春の日本演劇学会全国大会(成城大学)にて、顔を合わせての最初の研究打ち合わせ。与那覇氏は大会初日に「八月十五夜の茶屋の原風景-じゅりと辻文化と沖縄のアイデンティティー」について研究発表した。平成18年7月1日-2日、沖縄芸能史研究会に参加。大野道雄氏、大嶺(小菅)かよ氏も交え、代表者と分担者の2回目の打ち合わせをおこなった。18年8月7-12日世界演劇学会ヘルシンキ大会に参加。フェミニスト・グループにて二人で本プロジェクト「世界の中の沖縄演劇-女優の表象を中心とした考察-」の概要を発表した。平成18年10月13日-15日、国際融合文化学会宮古島大会。鈴木は舞台「英語能ハムレット」に地謡として出演。14日の研究発表では、鈴木は「原ハムレットから沖縄芝居まで」、与那覇は「沖縄のハムレット」について研究発表し、バーバの公演での女優の役割や、女性だけの劇団「うない」の創立記念公演「乱菊」との比較などにも言及した。平成19年3月9日-11日は、沖縄県立芸大付属研究所などで近現代演劇研究会沖縄集会を開き、鈴木は「沖縄における大和経由のシェイクスピア受容」についての発表を、与那覇は演出家・幸善良秀氏との対談を行った。その前後には、尾類馬の神事・行列・芸能祭及び辻展の見学を行った。12日、13日は、19年度秋のシンポジウムの準備を兼ねて、沖縄県立芸術大学の波照間教授、沖縄大学地域研究所の比嘉政夫先生、沖縄県男女共同参画センター「ているる」の常任理事、中宗根幸子氏に取材した。この他、与那覇は、「しまくとうばの日」制定特別企画・喜劇「ウチナーグチ万歳」のパンフレットのための座談会「ウチナーグチは沖縄文化の根」や「史劇・護佐丸と阿麻和利の乱」の誌上フォーラム「今、阿麻和利が面白い」のコーディネート・編集をするなど、沖縄芝居批評家としての活動を続けた。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (1件)
Asian Theatre Journal Volune.24,Number 1
ページ: 278-284