*当該年度研究計画に従って調査地、タイとイギリスに赴き、先行研究(科学研究費補助金 基盤研究(B))をより発展させた総括として調査研究の補完作業後、関係資料の分析・考察のまとめに着手し、研究成果報告の完成を目指した。 1.当該文芸誌、文学作品、文献、史料の複写資料入手、あるいは閲覧(複写、複印刊行マイクロフィルム)の補完 研究課題対象の作家たち、特にM. R. NimitmongkonとO. Udakornを中心として、また看過してはならない彼らと同時代の作家たちについて、彼らの文学活動に関連する資料入手と追跡調査の補完作業を行った。 2.タイ、イギリス双方の共同研究者、及び専門家の助言、レクチャーを現地において受講 タイ文学の研究を包括する深い研究課題であるため、研究内容が狭小にならないよう、また偏らないようタイ、イギリズの共同研究者、及び専門家たちの助言、レクチャーを聴講、意見交換を行った。 3.研究成果発表 (1)解説書執筆 1)『タイ文学:入門から研究へ(1)-「タイを学ぶ本」(第2回)-』 2)『タイ文学:入門から研究へ(2)-「タイを学ぶ本」(第3回)-』 (3)講演 1)公開講座「アジア学への招待:タイ現代文学の展開-社会、思想、作家たちの活動をめぐって-」 共催:奈良県社会教育センター、天理大学、2006年6月 2)「タイ文学と政治:2006.9.19クーデターその後」主催:関西ジャーナリストクラブ、2006年12月 4.国の内外(タイ、中国)で開催された学会、セミナー、研究会に積極的に参加。
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