研究課題/領域番号 |
18520292
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
池田 潤 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (60288850)
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研究分担者 |
乾 秀行 山口大学, 人文学部, 准教授 (10241754)
竹内 茂夫 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (60268092)
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キーワード | 言語学 / 言語地理学 / 北西セム語 / 言語地図 / GIS |
研究概要 |
● 池田(研究代表者)がアマルナ語のデータに、竹内(研究分担者)がカナン語・アラム語のデータにXMLでマークアップする作業を続けた。 ● 7月14日に筑波大学東京キャンパスに研究代表者の池田と研究分担者の乾・竹内および2名の研究協力者(山口大学の大学院生)が集まり、XMLデータベースとGISサーバを連動させるためのプログラム開発に係る詰めの打ち合わせおこなった。これに基づき研究協力者がVBAプログラムを完成させ、これに対して謝金を支払った。その際に必要となる書物等を購入した。 ● 上記プログラムで用いる位置情報を確定するために先行研究を精査した。その際、とくに粘土板の成分分析に関する研究成果に注意を払い、結果として得られたアマルナ書簡の発信地とその緯度・経度をコンピュータに入力するとともに、「カナン発信のアマルナ書簡の位置情報について」と題する論文として筑波一般言語学研究会の学術雑誌『一般言語学論叢』に発表した。 ● 池田が研究成果の一部をロシア人文大学で開かれた国際アッシリア学会および北京大学(中国)で開催された国際シンポジウムで発表し、海外の専門家からレヴューを受けた。結果は非常に好評で、イスラエルとスペインの研究者から共同研究の申し出を受けた。 ● 池田が12月22-23日に青山学院大学で開催された「東ユーラシア言語地理学に関する研究会」に参加し、GISを活用した複数の言語地理学的研究プロジェクト間で情報交換をおこなった。
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