研究課題
基盤研究(C)
本研究は、日本語と英語の話しことば談話における心的態度表意メカニズムを、実際の談話データの分析を通して明らかにし、その機能と表意手段の文法を、「語用標識化」の観点から動的に探究することを目的とする。本研究課題で焦点をあてるのは、典型的な「文法化」現象のさらに先に起こってくる現象、すなわち、「文法的機能語」が、本来の統語的特質を多少薄め、語用論的機能を強化し、話者の談話における命題態度および発話態度の表意手段として使用され「語用標識」として定着する言語現象である。本研究では、この言語現象を、「語用標識化」とよぶ。この事例研究として、特に、(1)節と節を繋いで複文を作る接続形態素、および、(2)「と」で標識される引用節(句)構文の語彙的・構文的分析と記述に頂点をあてて分析する。
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In Bardovi-Harlig, Kathleen,Felix-Brasdefer Pragmatics and Language Learning, volume (Cesar J.and Omar.Alwiya.(eds.) Manoa, HI : Second Language Teaching and Curriculum Center University of Hawaii) 11
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