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2007 年度 研究成果報告書概要

沖縄語音韻史研究の基盤構築・整備

研究課題

研究課題/領域番号 18520320
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 言語学
研究機関広島大学

研究代表者

多和田 眞一郎  広島大学, 留学生センター, 教授 (50134747)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
キーワード沖縄語 / 音韻史 / 基盤モデル
研究概要

沖縄語の通時的研究は、その共時的研究に比して、遅れていると言わざるをえないという認識の下に、(音韻史に関して)その基盤構築・整備のための研究を進めてきた。その目標の八割ぐらいは実現できた。ハングル資料・漢字資料に関してはほぼ達成できたが、いくつかの仮名資料及びアルファベット資料に関しては、後日を期すものが生じた。作業は継続し、相応のまとめをする予定である。
ハングル資料「語音翻訳」「漂海録」に関しては、影印・翻刻を初め、本文・語彙索引及び分析にいたるまで、今回の研究で最終的なものが示せた。
漢字資料に関しては、『琉球譯』の分析が保留となったが、本文の検討と語彙索引の作成によってある程度の成果が得られた。その他の漢字資料「中山伝信録」「琉球入学見聞録」等については、ほぼ完成したものが得られた。
仮名資料に関しては、辞令文書・碑文記を中心に研究の骨格となるものが示せた。が、本文入力は終了しながら語彙索引作成・分析にまで到れなかったものが、いくつか存在する。その最たるものが『沖縄對話』(1880)である。進行中の語彙索引が完成すれば、研究の進展に寄与すること大である。
アルファベット資料に関して言えば、「クリフォード琉球語彙」を基に研究の基盤が整備された。「チェンバレン琉球語彙」と称して収録した「チヤンバレーン氏増訂琉球会話」の語彙索引は、有効な資料となろう。『ベッテルハイム琉球語文典』から抜粋した「ベッテルハイム琉球語彙」の語彙索引も今後作成されるので、合わせて利用すれば相当の効果が得られる。
報告書(1)・(2)を基に、前述の保留資料も整備して、『沖縄語の歴史(音声・音韻)』としてまとめる構想を持っている。研究の更なる発展を目指す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 日本語とハングル資料-沖縄語音韻史とハングル資料-2007

    • 著者名/発表者名
      多和田 眞一郎
    • 学会等名
      韓国日本文化学会
    • 発表場所
      檀国大学天安キャンパス
    • 年月日
      2007-10-27
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Japanese and Hangul document-A history of Okinawan Phoneme and Hangul document2007

    • 著者名/発表者名
      Tawata, Shinichiro
    • 学会等名
      The Japanese Culture Association of Korea
    • 発表場所
      Chonan (Korea)
    • 年月日
      2007-10-27
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2010-02-04  

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