研究課題
基盤研究(C)
最近の「言語とジェンダー」研究では、日本語のいわゆる「女性語」「男性語」の概念は、言語選択時のコンテキストから乖離した「規範意識」であるという批判が起こっている。本論では、この立場に立ち、日本国内のボクシングジムでの練習中に使用される、従来、「最も丁寧度が低く」(Smith 1992)、 話者の性と直接結びつけられてきた動詞命令形の選択及びその機能を分析した。分析の結果、これらの言語形式の使用は、実際にはその場のボクシング対戦の状況や相互行為上の要請と深く関わっていることを示した。
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社会言語科学 11-1
ページ: 139-150
Language in Society 35-3
ページ: 341-365