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2008 年度 実績報告書

訓読語詞の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520334
研究機関東海大学

研究代表者

春田 晴郎  東海大学, 文学部, 教授 (90266354)

キーワード訓読み / 訓読
研究概要

研究の最終年度にあたり、世界の訓読語詞についてのとりまとめとして以下を行なった。科研費研究報告書として準備していた『訓読語詞の比較研究』を報告書の電子媒体への形態変更に伴い、研究成果資料として発行した。その中では以下のことを行なっている(その要約が電子媒体の研究報告書となる)。
まず、「母字」に基づいた訓読み表記の分類を行なった。「母字」として主要なものに、漢字、楔形文字(シュメール文字、アッカド文字)、アラム文字、が挙げられる。とくに表音文字であるアラム文字を母字とする中期イラン諸語(パルティア語、中期ペルシア語、ソグド語、ホラズム語)については、他の表音文字を母字とする訓読語詞(ヒッタイト語アッカド語詞、古アイルランド語ラテン語略号訓読語詞)と比較して、その特徴する。また、世界の訓読語詞を分類する様々な指標についても、具体例を挙げながら示した。
日本語研究者にとってとくに疎いと思われる母字楔形文字、母字アラム文字の訓読み表記について、テキストの具体例を挙げて示し、他分野の研究者の参考になるように図った。
なお、2009年5月が原稿提出締め切り(その後採否の審査あり)なので2008年度までの成果には入っていないが、2007年度にウィーンで行なった学会発表"Heterographic Writing Systems in Parthian and in Other Languages"「パルティア語や他の言語における訓読み表記」」を加筆訂正してその報告論文集に投稿済みである。研究成果資料『訓読語詞の比較研究』についても2009年度にウェブで公開し、研究者のへの便宜を図る予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] シリア〜南東アナトリアにおけるアラム語および東方キリスト教の現況2008

    • 著者名/発表者名
      春田 晴郎
    • 学会等名
      第15回ヘレニズム〜イスラーム考古学研究会
    • 発表場所
      金沢大学
    • 年月日
      2008-11-16
  • [図書] 訓読語詞の比較研究2009

    • 著者名/発表者名
      春田 晴郎
    • 総ページ数
      64
    • 出版者
      自費出版 〔印刷 : 株式会社アルファ〕

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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