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2007 年度 実績報告書

ムンダ語における感情語の研究とそのデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18520345
研究機関総合地球環境学研究所

研究代表者

長田 俊樹  総合地球環境学研究所, 研究部, 教授 (50260055)

キーワードムンダ語 / 感情語 / ジャールカンド州
研究概要

インド・ジャールカンド州を中心に分布するムンダ語には、感情語と呼ばれる単語がある。感情語とは、いわゆる擬態語や擬音語に類するもので、オノマトペと呼ぶ研究者もいる。しかし、インドにおいては、エメノー・カリフォルニア大学教授が1980年の論文の中で、Expressive、つまり感情語と命名して以来、感情語と呼ぶことが多い。したがって、申請者も感情語と呼ぶことにする。
すでにデータベース化されたホー語やムンダ語のデータから、感情語をぬきだして、感情語だけのデータベースをつくる。これまでのディニーン神父によるホー語辞典やホフマン神父が中心になってまとめられたエンサイクロペディア・ムンダリカのデータは、同意語としてならべている感情語が多い。しかし、日本在住のムンダ語ネイティブ・スピーカーによれば、これまでの辞典などで同意語として並べられている単語についても、微妙な細かい区分があるという。そこで、すでにあるデータベースであるエンサイクロペディア・ムンダリカから出発して、インフォーマントと共同作業を通し、細かい分析もくわえる。
昨年度は日本在住のインフォーマントが病気などで打ち込みが遅れていたが、今年は打ち込みを中心にやってもらった。時間的には予定よりも多くかかることがわかり、最終的には項目を選んで打ち込んでいただくことにしている。
昨年度行われた国際オーストロアジア言語学会に参加し、感情語について発表をした。また、感情語に関する論文もまとめ、国際学会の報告論文集に刊行される予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Expressives in Mundari2007

    • 著者名/発表者名
      長田 俊樹
    • 学会等名
      国際オーストロアジア言語学会
    • 発表場所
      デカン大学、インド
    • 年月日
      2007-11-26
  • [図書] Munda Languages2008

    • 著者名/発表者名
      Anderson(ed)
    • 総ページ数
      783
    • 出版者
      Curzon Press
  • [備考]

    • URL

      http://www.chikyu.ac.jp/munda

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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