研究課題/領域番号 |
18520346
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研究機関 | 独立行政法人国立国語研究所 |
研究代表者 |
熊谷 智子 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (40207816)
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研究分担者 |
三井 はるみ 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (50219672)
熊谷 康雄 独立行政法人国立国語研究所, 情報資料部門, 部門長 (30215016)
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キーワード | 社会言語学 / 談話分析 / 言語行動の地域差 / 三者間会話 |
研究概要 |
○分析方法の検討多人数会話分析、初対面の関係構築行動などに関する先行研究、18年度の調査で得られたデータの検討結果、およびその中間的な分析報告を通した外部研究者も含む意見交換、討論などをもとに、研究担当者間で分析方法などの議論を継続し、深めた。 ○データの収集18年度に引き続き、三者面接調査の談話データ収集を行い、完了させた。当初の目標は、秋田・東京・大阪の3地点で各12談話、合計36談話であったが、最終的に44件のデータを収集した。地点別内訳は以下のとおりである。<秋田>14件男性友人同士3件、初対面4件女性友人同士3件、初対面4件<東京>15件男性友人同士4件、初対面3件女性友人同士4件、初対面4件<大阪>15件男性友人同士6件、初対面3件女性友人同士3件、初対面3件 ○データの作成・分析・考察・収集した録音・録画データは、順次電子化および文字化を行い、電子化はほぼ終了、文字化は80%終了した。・整備の済んだ談話データから順次、会話の流れ、相互作用の内容、発話および言語行動のくり返しに見られる共感の表出などを中心に分析を行い、結果を学会で発表した。現在,論文の執筆も進めている。・今回の調査談話データ収集および分析は、三者面接調査における二人の回答者の相互作用を見ることが目的であるが、副次的な成果として、調査の回答内容に見られた言語使用意識をもとに、敬語調査に関するワークショップで発題した。
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