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2009 年度 実績報告書

『方言文法全国地図』データ解析プログラムによる西日本方言の言語層位学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520360
研究機関群馬県立女子大学

研究代表者

高橋 顕志  群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (10137317)

研究分担者 井上 文子  大学共同利用機関法人・人間文化研究機構・国立国語研究所, 時空間変異研究系, 准教授 (90263186)
キーワード言語学 / 言語地理学 / 言語層位学 / 日本語学 / 方言学 / 方言文法 / 方言分布 / 言語地図プログラム
研究概要

本研究では次のような作業段階が存在した。1)Web上に公開されている『方言文法全国地図』データは、回答された言語形式の一覧である「凡例データ」と、その形式を使用する地点番号が書き込まれた「地点番号データ」とが、「各巻」を単位として項目番号順に書き込まれた形で公開されている。これを全国大規模言語地図調査・作成システム(Sugdas)上で処理するために、それらを項目番号ごとに切り分け、また、さらに項目番号ごとに「凡例データ」と「地点番号データ」とを合成し、項目番号ごとに完結した「項目番号ごとファイル」を作成すること。2)そのようにして出来上がった「項目番号ごとファイル」を利用して分布図を作成するために、現Sugdasのメインプログラムを改定して、凡例を表示し必要形式をクリックする部分、画面に作成される分布図をプリントアウトさせる部分、同時に、地図化されている言語形式の一覧表をプリントアウトさせる部分などを作成すること。3)上記の作業が終了した各巻各項目から逐次分布図を作成しその解釈の作業を行うことである。
1) ・2)の各種PCプログラム作成については予定していたものすべてが完了した。
3) として、それを用い、『方言文法全国地図』第1巻~第6巻の全データを語形ごとに分布図化する(全53.502葉)ことができ、資料集として、15冊に及ぶ『「方言文法全国地図」語形ごとBMP地図集成』を作成することができた。これは、露頭としての新旧の言語地層を総覧する地図である。
これら各露頭の広狭・重なりに注目しながら並べ替え、西日本における言語地層の重なりを解析・推定していくことに関しては、充分と言えないまでも解釈が進み、その一端は論文として発表された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 『「方言文法全国地図」語形ごとBMP地図集成』1~152010

    • 著者名/発表者名
      高橋顕志
    • 総ページ数
      1658
    • 出版者
      私家版

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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