「研究計画調書」および「平成19年度科学研究費補助金交付申請書」の研究実施計画に則り、InteLex社Past MasterシリーズのThe Romantic Ageの資料に基づき、助動詞doと進行形の用例収集を行った。特に、動詞haveの進行形の、歴史的に貴重な用例が収集できた点は意義深い。また、近代英語協会大会、日本英文学会大会、日本英語学会大会に出席し、最新の学説の吸収に努めた。さらに、夏期休業期間を利用し、40th Annual Meeting of the Societas Linguistica Europaea(第40回ヨーロッパ言語学会)において、"Uncovering of rare or unknown Usage: a history of seem meaning'to pretend'[未知ないしは稀有の語法の発掘-「ふりをする」意味する動詞seemの歴史]"と題する口頭発表を行った。日記・書簡資料がいかに英語史の新発見に貢献できるかについて証明した。なお、この事業旅費は研究計画調書に盛り込んでいなかったため、学内の競争的資金により実施した。 (スベース含め、569字)
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