• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

日本語学習者のリズム生成に影響を与える生理的要因について

研究課題

研究課題/領域番号 18520406
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

鹿島 央  名古屋大学, 留学生センター, 教授 (60204377)

研究分担者 橋本 慎吾  岐阜大学, 留学生センター, 助教授 (20293582)
キーワードリズム配置 / 生理的な要因 / 呼気流量 / 呼気圧 / 日本語学習者 / 韓国語話者
研究概要

日本語学習者の発音上の特徴を、長さのコントロールの不正確さから記述を行ってきているが、このことを分析するために、リズムユニットとその配置特徴という概念を用いている。実際には、どのような語において特徴的なユニット配置がみられるのか、中国語話者、韓国語話者、英語話者、およびスペイン語で考察したが、なぜそのような特徴が現れるのかは不明であった。そこで、呼吸に注目し、呼気圧、呼気流量が長さ、あるいは持続時間に与える影響を調べるために分析を続けている。
18年度は以上の目的のために、韓国人日本語学習者2名のリズム生成の特徴を日本人話者と比較分析した。資料語は、リズム型122型の語で、「たたんたん、ただんたん、だたんたん、だだんたん」および第ニユニツトを「たー、だー、たっ、だっ」に置き換えた12語を分析した。これらの語を「それは..........です。」の埋め込み文にいれた発話を10回ずつ収録し、分析の対象とした。この分析を通して、有気音、無気音の違いによる内破の持続時間と生理的なパラメータである呼気圧と呼気流量がユニット生成にどのように関与しているかを明らかにしてきた。また、リズム配置の特徴的な語と呼気圧と呼気流量との関係についても考察を続けている。
これらの分析結果については、口頭発表および研究論文として公表すべく準備を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ロールプレイにおける会話の自然さ〜誘いにおける会話の始め方について〜2007

    • 著者名/発表者名
      橋本 慎吾
    • 雑誌名

      岐阜大学留学生センター紀要

      ページ: 37-44

  • [雑誌論文] 特集 : イントネーション研究の現代的課題、はしがきおよび文献解説2006

    • 著者名/発表者名
      鹿島 央
    • 雑誌名

      音声研究 10・3

      ページ: 5, 16-17

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi