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2006 年度 実績報告書

欧州評議会の言語政策は日本のモデルとなりうるか

研究課題

研究課題/領域番号 18520419
研究種目

基盤研究(C)

研究機関北海道大学

研究代表者

橋本 聡  北海道大学, 大学院国際広報メディア研究科, 助教授 (40198677)

キーワード国際研究者交流 / チェコ / 欧州評議会 / 言語政策 / 言語教育政策 / Plurilingualismus / CEFR / ドイツ語
研究概要

まず、日本の外国語教育の現状を、「複[数]言語主義Plurilingualismus」というヨーロッパの視点を念頭に置きながら簡略にまとめて公刊した。欧州評議会の言語政策部の求めに応じて行った講演をもとにしている。(雑誌論文・英文)
さらに、日本の大学で外国語教育に携わるオーストリアの研究協力者とともに作成した雑誌論文(カナダとドイツの大学の共同オンライン出版)においても、多言語性という観点から日本の外国語教育政策の歴史を批判的に振り返るとともに、現段階における欧州評議会の言語政策の日本における認知度についても言及した。(雑誌論文・独文)
欧州評議会の言語教育政策への対応がどの程度進捗しているかについて、チェコ共和国において聞き取り調査を実施して現状を把握し、また現地の研究者と意見交換を行った。その成果は次年度に公刊する予定である。
慶応大学で実施された欧州評議会の言語政策にかかわるシンポジウムに一般の参加者として出席して知見を深めた。複言語主義的な言語政策の日本での可能性に関する討議に加わり、発言を行った。その内容は、同大学の報告書にも掲載される見込みである。
さらに、日本独文学会主催の欧州評議会の言語政策に関するワークショップに参加して知見を深めた。国内外の研究者と今後の共同研究の可能性について検討した結果、平成19年度秋ないし平成20年度の春の日本独文学会において欧州評議会の言語政策に関するシンポジウムの開催を目指すこととなった。
欧州評議会の言語政策を手がかりとして、次年度に実施される一般市民対象の公開講座を企画立案した。その成果は次年度中に公刊する予定である。
「欧州言語ポートフォリオ」を用いた実験授業を実施した。
以上に対し、国外の研究者の短期招聘計画は、日程の調整が不調に終わり、次年度以降に延期することとした。学内の他部局の支援を受け、国際シンポジウムを開催できないか、打診をしている段階である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] English ist wichtig, Chinesisch ist nutzlich in Zukunft, Deutsch ist schwierig. Argumente fur den L3-Unter-richt an japanischen Hochschulen2007

    • 著者名/発表者名
      KLEMA, Barbara, Satoshi HASHIMOTO
    • 雑誌名

      Zeitschrift fur Interkulturellen Fremdsprachenunterricht 12/1

      ページ: 1-26

  • [雑誌論文] Foreign Language Education in Japan : A Domestic Perspective on Plurilingual Education2007

    • 著者名/発表者名
      HASHIMOTO, Satoshi
    • 雑誌名

      大学院国際広報メディア研究科・言語文化部紀要(北海道大学) 52

      ページ: 87-100

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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