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2006 年度 実績報告書

項目応答理論と構造方程式モデリングを用いた英語教育効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18520422
研究種目

基盤研究(C)

研究機関茨城大学

研究代表者

斉田 智里  茨城大学, 人文学部, 助教授 (50400594)

研究分担者 小林 邦彦  茨城大学, 人文学部, 助教授 (60310992)
野口 裕之  名古屋大学, 教育学研究科, 教授 (60114815)
キーワード項目応答理論 / 構造方程式モデリング / 英語プレイスメント・テスト / 授業評価 / 英語教育効果
研究概要

平成18年度は,英語教育効果検証のための大学と高校の英語テスト・データの分析,授業評価アンケートの分析を行った。また,日本の大学英語教育改革の現状と展望について,各種データの収集を行い,まとめ考察した。教育データ分析に有用な統計手法である項目応答理論や構造方程式モデリング等の文献やソフトウェアの収集を進めた。
大学英語教育プログラムで使用されている英語プレイスメント・テストの分析を,まず古典的テスト理論に基づいて行った。文法・語法の得点分布が集中する傾向があるのに対して,リーディングやリスニングの得点のばらつきの大きいことがわかり,指導の示唆が得られた。
大学の3種類の英語プレイスメント・テストを項目応答理論に基づいて分析し,その結果を用いて,3つのテストの難易度が同じになるよう,等化用テストを作成した。残念ながら,十分な受験者数を得ることができなかったので,平成19年度も継続して実施する予定である。また,これまで研究を進めてきた高等学校入学時の英語学力テストについても,平成18年度実施分について同様の難易度調整を行い,高校入学時の英語力の変化を継続して調査した。
語彙数推定テストを作成し,大学生や高校生に実施し,語彙数調査を継続して行った。また,頻度と難易度等との関係を調査した。平成19年度には,語彙数と学習アンケートとの関係をさらに詳しく調べる予定である。
学生の授業評価アンケート・データを,構造方程式モデリングの手法を用いて分析した。その結果,成績と授業評価項目との間に様々な関係があることが判明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 大学英語教育改革の現状と展望-世界平均水準の英語力の達成に向けて2007

    • 著者名/発表者名
      斉田智里
    • 雑誌名

      茨城大学人文学部紀要人文コミュニケーション学科論集 第2号

      ページ: 75-95

  • [雑誌論文] プレイスメント・テストから見た大学入学者英語力の特徴と課題-茨城大学総合英語プログラム-2006

    • 著者名/発表者名
      斉田智里
    • 雑誌名

      茨城大学人文学部紀要人文コミュニケーション学科論集 創刊号

      ページ: 41-53

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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