研究課題/領域番号 |
18520425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
牛江 ゆき子 お茶の水女子大学, 語学センター, 教授 (70193860)
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研究分担者 |
西尾 道子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (30134860)
SCHAEFER E.J. お茶の水女子大学, 語学センター, 教授 (00359697)
松藤 薫子 お茶の水女子大学, 語学センター, 講師 (90334557)
三原 芳秋 お茶の水女子大学, 語学センター, 講師 (10323560)
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キーワード | 英語 / 英語教育 / 自律型語学学習 / 学習支援 |
研究概要 |
英語による高度なコミュニケーション能力をつけるためには、良質な教材による効率的な学習に加え、長期間にわたる学習が必要であるが、大学の英語の授業時間数には限りがあり、また、CALL教室等の学習環境を整備するだけでは、学習者は積極的に学習しない。そこで、個々の学習者の語学力のレベルや日常生活、興味・関心を考慮した自律型学習の計画を提供する自律型語学学習システムと、学習者が計画遂行のために必要な継続的支援を得られるような自律型学習環境の構築が必要である。そのようなシステムと環境の構築のための第1段階として、自律型学習支援プログラムのプロトタイプを作成することを本研究は目的とする。平成18年度は、自律型学習用の教材や学習者の現状を調査し、教員による学習者の支援と学習者同士のインタラクションに適したコースマネジメント・システムを導入し、試験的運用を行い、学習者の自律支援の効果を検証した。具体的には、次の3点が主な研究実績である。(1)CALL教材を主とする利用可能な自律学習用英語教材を収集・調査・蓄積し、レベル・スキル・ジャンル別に分類した。(2)英語科目の受講学生を対象に、学習者の個人差要因(コンピュータを初めとする各種メディア機器に対する親和性、学生生活のサイクルと英語の自習に費やせる時間、学習の動機付け、興味・関心等)を調査した。(3)コースマネジメント・システムMoodleを導入し、英語の授業の一環として、Moodleを用いて、協働学習および、教員とティーチング・アシスタントによる英語の自律的学習の相談を行い、その支援の効果をアンケート調査等により検証した。
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