研究課題/領域番号 |
18520426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
酒井 邦秀 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (80092609)
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研究分担者 |
HAUSER Eric 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (30361827)
金子 克己 電気通信大学, 技術部・技術専門職員 (90377036)
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キーワード | 多読 / 多聴 / 英語 / input hypothesis / インターネット / シャドーイング |
研究概要 |
平成18年5月に提出した「本年度(〜平成19年3月31日)の研究実施計画」に従い、達成度を評価する。 多読・多聴授業の開発について: *計画 朗読CD、映画のDVD、インターネット上のリスニング素材などをレベル別に整理する。 →実施評価 朗読CD、映画のDVDソフトなどを中心に200枚ほどのリスニング素材をレベル別に整理し、実際に多読・多聴授業で使用した。 *計画 また、多読と多聴を結びつける時機を探る。たとえば「多読先行、多聴後追い」、「多読・多聴同時並行」、「多聴先行・多読後追い」のようないくつかの可能性が考えられる。本年度はこうした時機を多数の学生についてさまざまな適用を試み、その成果をたしかめる。 →実施評価 上記レベル分けの進行により18年10月から多読授業に多聴・シャドーイングを取りいれた結果、多読と多聴を結びつける時機については、「多読先行・多聴後追い」が有効と見られる学生が2〜3割、以下「同時並行」は5割程度、「多聴先行」は1〜2割程度と考えられることが暫定的に判明した。 多読・多聴授業の普及について: *計画 本年度の普及活動としては、本研究のウェブサイト構築、授業の紹介、多読・多聴授業に関する電子掲示板、さらにはリアルタイム中継などの可能性を研究していきたい。 →実施評価 本研究のウェブサイトは19年1月1日に開設され、19年3月末までに約3万件のアクセスがあった。また、日本各地の高専、高校、大学などに赴いて多読・多聴授業指導を行い、その一部の出張費を18年度科研費補助金交付金でまかなった。多読・多聴授業のリアルタイム中継については設備などが整わなかったため、19年度の課題として残っている。
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