研究課題
「交付申請書」に記した「本年度の研究実施計画」に従い、以下のように研究を遂行した。1.海外および国内における外国語としてのフランス語教育の場における会話収集とコーパス(分析資料体)の作成・分析:収集した会話のトランスクリプトを終えてコーパス(分析資料体)を完成させ、分析をさらに進めた。2.海外研究協力者からの専門的知識の提供:研究代表者(石川文也)が所属するパリ第三=新ソルボンヌ大学研究グループDILTECの下位グループDELCAの研究者Francine CICURELパリ第三=新ソルボンヌ大学教授、また同下位グループ研究員Eliane BLONDELパリ第三=新ソルボンヌ大学助教授から専門的知識を、直接あるいは主メールによる交信によって提供してもらった。特にFrancine CICURELパリ第三=新ソルボンヌ大学教授からは、研究成果の出版を強く勧められた。3.海外における文献収集:「アイデンティティと関係性の(再)構築」に関する基本文献の中で、特に日本では入手困難なものを郵便による購入によって収集した。4.研究成果の最終報告:研究成果の中間報告として、2006年にフランスで開催された1つのコロキアムでおこなった報告が、報告集に掲載されて出版された。詳細は、本研究実績報告書の「11.研究発表」を参照。5.成果報告書の作成:3年間の研究成果を『Rapport final(研究成果報告書)』(以下、『Rapport final』とする)としてまとめた。この『Rapport final』には、査読付報告ののちに新たな査読を経て出版された論文3点、レジュメの査読後におこなった報告の報告文1点、これらの研究をおこなうにあたって作成したコーパス(分析資料体)の全体を掲載した。この『Rapport final』は、今後国内外の大学に広く頒布する予定である。
すべて 2008
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
M. Schuwer, M. -C. Le Bot & E. Richard (eds. ) : ≪Pragmatique de la reformulation. Types de discours-Interactions didactiques≫, Actes du colloqueinternational : ≪Voies de la reformulation. Contraintes -strategies - obiectifs≫ 無
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