研究概要 |
本研究では,大学生を学習者と位置付け,以下のようなシステムを研究・開発した。 学習者は携帯電話やパソコンを使い,日常的に行われるメールを日本語および英語版で作成し,プログシステムを介し,そのデータを「パラレルコーパス」データベースのへ送り,学習者コーパスを蓄積する。 次に,この学習者コーパスを分析し,誤用や非用を考察し,ネイティブ・コーパスを学習者にソフトウェアで提示する携帯ツールを開発した。学習者は携帯電話に実装されたそのソフトウェアを使って,ライティングやディクテーションを行い,自己の学習者英語とネイティブスピーカーの英語の発音,語彙,表現方法などのレベルで,学ぶことができる。 学習結果は,携帯電話に蓄積され,ネットワークを通じて,再び研究者のサーバに送られる。学習結果も,再び学習者コーパスに蓄積され,さらなる分析が可能となった。
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