研究課題
本年度は、動的に再構築するWeb英語教材を駆動するサーバー上の動作実験及びクライアント上でのWeb教材の学習動作テストなどを実施し、それらの実験結果から、18年度に作成した英語学習用Web教材(3つの学習レベルを備えた英語テキスト、和訳、解説、問題集、学習履歴情報群などからなるDB)を再編成した。そして、それらのWeb英語教材、自己モニタリング学習支援システム、仮想クラス編成システムなど本研究の特徴であるシステムを統合した教授者支援システムの実用化に向けた実験に取りかかるための作業を行なった。具体的な内容を以下に述べる。・18年度に収集した英語教材のWeb教材化とすでに作成したWeb教材との統合作業。3つの学習習熟度レベルで構成した教材群を、学習者の学習効果や学習意欲を配慮するために、動的に5つの学習レベルに再編成するシステムを確立し、学習実験(サーバーシステムの動作実験を含め)を実施した。・教授者支援システムを用いた教授法の実験手順の設計。大まかな流れとしては、以下の(1)から(4)を実施した。(1)Web学習教材の作成、拡充(教材原稿からWeb学習教材、Web教材部品を作成、最終英文チェック)(2)教授者用学習教材の作成・編集と学習者用学習教材の構築(授業用Web学習教材の作成と学習者への配信実験)。(3)授業時の動作確認実験(授業時にWeb学習教材を動的に再構築し管理する、授業時点での課題自動作成、学習者への課題配信、課題報告・完了などの登録)(4)自己モニタリング、仮想クラス編成に基づく学習成績評価、Web学習支援の動作確認実験(Webを介した個別学習者の学習進捗度の把握、学習指導など、学習者のWeb学習支援に関する実験)
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名古屋女子大学紀要 第54号 人文・社会編
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日本教育情報学会 第23回年会論文集
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Proceedings of 11th International conference on Knowledge-Based Intelligent Engineering Systems KES'2007
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