研究課題
基盤研究(C)
岐阜工業高等専門学校および湘南工科大学の専門学科研究室・実験室およびその他の研究関連施設、さらに11月に訪問したオーストラリアのグリフィス大学ゴールドコースト校工学部のロボット工学・コンピュータゲーム開発の研究室で会話例の収集を行った。これらの場で、指導教員と研究室所属学生、指導教員・学生と訪問者、あるいは学生同士の研究に関わる会話を録音し、テキストデータに編集した。収集された会話例は専門分野・シチュエーション別に分類・英訳し、研究室における英会話例を作成した。さらに、英会話例を素材として4種類の演習問題、すなわち空所補充問題(英単語選択)、空所補充問題(句・節・文の選択)、整序問題(英単語)、整序問題(文)のサンプルを作成した。各演習問題は解答後に画面上で「答え合せ」をクリックすると、学習者の解答、正答および全訳が表示される構成とした。今回使用するLMS(Learning Management System)としてオープンソースソフトウェアであるMoodleを選定し、LMSサーバを構築した。Moodleの操作性を調査するため、Moodle上に工学系科目のeラーニング教材を作成し、電気情報工学科第4学年約20名に使用させた。その結果、電気情報工学科の学生にとってMoodleの操作が学習の障害とならないことが確認できた。さらに、Moodleの小テスト作成ツールと、問題作成ツールHot Potatoesの二つのツールを用いて、eラーニング用英語演習問題を試作し、Moodle上で動作を確認した。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (1件)
岐阜工業高等専門学校紀要 No.42
ページ: 151-154